一般社団法人「スポーツを止めるな」セーフガードポリシー

1.目的
一般社団法人「スポーツを止めるな」(以下、「当社団)は、すべての人が安全かつ安心してスポーツに関わることができる環境を構築すること、加えて、スポーツを通じて社会課題を解決することを目的としています。
国連の世界人権宣言、ならびに人種差別撤廃条約、女子差別撤廃条約、子どもの権利条約を尊重するための指針として、本セーフガードポリシー(以下、「本ポリシー」)を定めます。

2.セーフガードとは
セーフガードとは、当社団の事業活動において、組織の役職員や関係者が、子どもが虐待・搾取や危険のリスクにさらされないよう努めることであり、万一、活動を通じて子どもの安全にかかわる懸念が生じたときには、しかるべき責任機関に報告を行い、それを組織の責任として取り組むことを意味します。

3.基本原則
  • 安全の確保:すべての人が心身ともに安全な環境で活動に参加できる環境を構築します。
  • 差別の禁止:年齢、性別、性的指向、障がいの有無、人種、民族、宗教などによる差別を一切認めません。
  • ハラスメントの防止:いかなる種類のハラスメント(身体的、精神的、性的、オンライン上の嫌がらせを含む)も容認しません。
  • 教育と啓発:当社団の活動に携わる人に対して、セーフガードに関する研修や啓発活動を実施します。
  • 通報と対応:問題が発生した場合、迅速かつ適切に対応するための通報・相談窓口を設置します。
  • 通報者の保護:通報者および被害者のプライバシーを保護し、通報による不利益が生じないよう最大限配慮します。
4. 適用範囲
本ポリシーは、次の人が、当社団の活動を行う際に、適用されます。
  • 当社団の理事
  • 当社団の社員
  • 当社団の活動に携わるボランティアメンバー
  • 当社団と協働して活動を行う賛同者やパートナー
  • その他当財団が必要と認める人・団体
この適用範囲に当たる人を、以下に、活動当事者と呼称します。

5. セーフガード体制
  • 責任者の設置:セーフガード担当者を設置し、当社団の活動における活動当事者のポリシーの遵守と運用を監督します。
  • 研修の実施:活動当事者が本ポリシーを理解し、適切に行動できるよう研修を実施します。
  • 安全確認の実施:活動場所の安全点検を定期的に行い、リスクを最小限に抑えます。
  • 通報・相談窓口:被害者が安心して相談できる窓口を設け、匿名での通報も受け付けます。通報者および被害者のプライバシーを保護し、通報による不利益が生じないよう最大限配慮します。
  • 迅速な対応:通報があった場合は、公正かつ迅速に対応し、必要に応じて外部機関と連携します。
  • 未成年者保護の強化:未成年者が関与する活動では、必ず複数の成人監督者を配置します。
6.ハラスメント・虐待の具体的禁止事項
  • 身体的暴力(殴る、蹴るなど)
  • 精神的虐待(暴言、脅迫、過度なプレッシャーなど)
  • 性的ハラスメント(不適切な発言、接触、画像の送付など)
  • 差別的言動や排除行為
  • SNSやオンライン上での誹謗中傷やプライバシー侵害
  • 経済的搾取の禁止(金銭的な負担を強要する行為)
  • 不適切な権力行使の禁止(権威的立場を利用した不利益な扱い)
7. 通報・対応プロセス
 ① 通報の受付 :専用窓口にて、被害者または第三者からの通報を受け付けます。
 ② 初期対応 :通報内容を確認し、速やかに対応方針を決定します。
 ③ 調査の実施 :必要に応じて、活動当事者および関係者への聞き取りや外部専門家の協力を得て調査を行います。
 ④ 対応の決定 :調査結果をもとに、適切な対応を決定し、再発防止策を講じます。
 ⑤ フォローアップ :被害者のケアや再発防止のための施策を継続的に実施します。

8.ポリシーの見直し
本ポリシーは、定期的に見直しを行い、必要に応じて改訂します。活動当事者ならびに関係者の意見を反映し、より実効性のあるものにすることを目指します。

9.お問い合わせ
セーフガードに関する問い合わせや通報は、以下の窓口までご連絡ください。
一般社団法人「スポーツを止めるな」セーフガード担当窓口
safeguard@spo-tome.com
本ポリシーに基づき、当社団に関わる全ての人が安心して活動に参加できる環境構築に努めます。