二松学舎大学で実施されたセミナーにスポーツを止めるな賛同アスリート室伏由佳氏、共同代表理事・廣瀬俊朗が登壇 

2025年11月3日(月・祝)、九段会館テラスで、二松学舎大学国際政治経済学部が主催する「二松学舎大学から始める健康増進活動-健康の重要さを考える。有識者による対話も添えて-」が開催されました。本イベントには、スポーツを止めるな賛同アスリートで順天堂大学スポーツ健康科学部先任准教授/マイウェルボディ協議会 副代表幹事の室伏由佳氏、スポーツを止めるな共同代表理事・廣瀬俊朗が登壇し、大学と連携した学びの場づくりに参加しました。

■ 学びの成果を社会へ ― 学生によるヘルスケア企画発表

当日は、医療ビッグデータの分析を通して、企業が抱える課題へのアプローチや魅力的な価値提案へとつなげる研究を行う小久保欣哉教授の開会の挨拶から始まりました。
小久保欣哉教授の開会挨拶
第一部では、二松学舎大学の学生3チームがヘルスケア課題に対する独自の企画を発表。
女性の健康課題に関する啓発プロジェクト、ドラッグラグ・ロス(海外で承認されている新薬が日本では承認されるまで長い時間を要している、そもそも日本では開発着手されていない)問題の解決を目指す学生コンペ、医療リテラシーを高める教育ボードゲームなど、若い世代ならではの視点を生かした提案が並び、来場者に向けて研究成果を披露しました。
学生発表の様子

■「わくわく、健やかに過ごすとは」

第二部では、「わくわく、健やかに過ごすとは」をテーマにパネルディスカッションを実施。
総合司会を務めた株式会社野村総合研究所 グループマネージャー 若林城将氏
登壇したのは、小久保欣哉教授、アサヒ飲料株式会社代表取締役社長の米女太一氏、室伏由佳氏、廣瀬俊朗の4名です。
企業経営・研究・トップアスリートという異なる立場から、
・健康を支える環境づくり
・生理課題や月経困難症が及ぼす社会影響
・“わくわく”に代表される主体性とウェルビーイング
・イノベーションを生む組織のあり方
など、多彩な観点で議論が行われました。
左から廣瀬俊朗、室伏由佳氏、米女太一氏、小久保欣哉教授
室伏氏は、アスリートに限らず一般の方にとっても、「メンタル」「フィジカル」「ソーシャル」の3つの要素が調和することが心身の健康に寄与し、“ウェルボデイ”の実現に不可欠であることを伝え、また、1252プロジェクトと女性アスリート支援に関する取り組みを紹介。廣瀬は、チームスポーツにおける多様な役割と強みの生かし合いを例に、“自身の力を発揮できる環境づくり”の大切さを語りました。

■ 大学・企業・スポーツが連携し、健康を考える契機に

本イベントは、二松学舎大学の後援のもと、一般社団法人スポーツを止めるな、株式会社ヘルスケアコンサルティングが協力し、アサヒ飲料株式会社、アステラス製薬株式会社、株式会社ケアネットの協賛により実施されました。
大学の研究や学生の学びと、企業・スポーツ界の知見が交わることで、「健康をどのように守り、社会に広げていくか」を多角的に考える貴重な機会となりました。
スポーツを止めるなでは、これからも大学や企業、自治体など多様なパートナーと連携し、スポーツを通じた社会課題解決に取り組んでまいります。

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