一般社団法人スポーツを止めるな

spotome2020

【HANDS UPムービー公開!】アピールは難しい。けれど、そのトライアンドエラーが自己成長につながる

青春時代に味わった、アピールの失敗

 スポ止めメンバーのしぶです。本業を別に持ちながら、ボランティアとしてムービー制作やSNSを担当し活動しています。
 高校時代、私は陸上競技部に所属していました。その部は、全国大会出場レベルの選手もいて、強いチームへと成長する真っただ中。都大会出場に甘んじていた私も刺激を受け、より大きな大会に出場することを夢見て、練習に没頭していたのをよく覚えています。しかしながら、高3の春、ケガにより思うように練習ができぬまま、シーズンに突入。そして、不安と葛藤で弱音を吐き続けて、インターハイ本番、予選のレースでリレーのメンバーから外れ、最後の試合を終えました。
 大人になって振り返れば、当時の私は、不安を口にして「そんなことないよ」と言われることでしか、何かを発露することができなかったように思います。でも、あの時、十分に走れた自分がもっと前向きな発言とアピールができていたら?と思うと、そして、第三者が大丈夫、と太鼓判を押してくれていたら?と思うと、自身はもちろん、その後のチームの行く末も変わっていたかもしれません。

もし、当時の「あの時」を乗り越えるとしたら

 ここからは「たられば」ですが、もっと客観視できていたら自分の行動も変わっていたのでは、と思います。今であれば、スマートフォンの普及により、写真も動画も、インターネットも、より手軽で身近です。仲間と走っている姿を撮影してみたり、顧問と意見を交わしたり。卒業された先輩に映像を送って見てもらう、なんてことも。そういった行動で、コンディション以上に、自信を取り戻せていたかもしれません。

スポ止めメンバーのキーとなる行動力

 スポーツを止めるな の代表3人の話を聞いていて、ある日気付いたことがあります。彼らは、三者三様に、学生時代から「自ら選ぶ」という経験を積み重ね続けています。「練習メニューを自分たちで作って試合に勝った」「退部させられそうになった部員のために直談判をした」などなど。そして賛同者のみなさんも同じ。「転機になったのは、先生に頼み込んで個別メニューを作ってもらってから」「このまま終わるより、応援してくれた人たちによかったねと言ってもらいたい」。節々に自分で考えて行動した瞬間が刻み込まれています。

 そんなメンバーだからこそ、生まれたのが「#スポーツを止めるな」活動です。コロナ禍で試合ができなくても、自らをアピールし、次の進路を開拓していくムーブメント。そして2021年、「HANDS UP」というプレーアピールシステムが誕生しました。システムによって、より安全に。フォームを埋めることで、より明確に自己を見つめ、アピールできるように。そして見てもらえる環境を通じて新たな進路先の人々と繋がれるように。なにより、ここに登録するというアクションを大切にしてほしいと考えています。なかなか説明だけではイメージしにくいので、どんな願いがつまったシステムなのか、また、そもそものシステムの仕組みがわかる動画を作成しました。「HANDS UP」のブランドムービーを以下に載せますので、ぜひご覧ください。

【賛同者】元競泳日本代表 中西悠子さんが新たな仲間に!

元競泳日本代表の中西悠子さんが私達の理念に賛同してくださり、スポ止め賛同者に加わって頂くことになりました。多くの若いアスリートの可能性を広げるために、共に走り出しましょう!

中西悠子
元競泳日本代表

=メッセージ=

女性アスリートが避けては通れない「生理」。その生理とうまく付き合いながらベストパフォーマンスを発揮できるお手伝いをしたいと思い、賛同させてもらいました。昔からピルを服用し生理周期をずらしてはいましたが、副作用や不安があるままでした。今はたくさん情報発信ができる時代。私の経験を生かして女性アスリートの味方になり指導者や保護者の皆さんの役に立てるよう全力でサポートして行きたいと思っています。よろしくお願いいたします。

【賛同者】パラテコンドー選手
田中光哉さんが新たな仲間に!

パラテコンドー選手の田中光哉さんが私達の理念に賛同してくださり、スポ止め賛同者に加わって頂くことになりました。多くの若いアスリートの可能性を広げるために、共に走り出しましょう!


田中光哉
パラテコンドー選手


=メッセージ=
スポーツこそが障害のある私に自信を与えてくれました。
今度はそのスポーツの価値をテコンドーやパラスポーツを通じて共有していきます!

【賛同者】テコンドー選手
濱田康弘さんが新たな仲間に!

テコンドー選手の濱田康弘さんが私達の理念に賛同してくださり、スポ止め賛同者に加わって頂くことになりました。多くの若いアスリートの可能性を広げるために、共に走り出しましょう!

濱田康弘
テコンドー選手

=メッセージ=
スポーツを止めることはできない。
私たちは動き続けていく。
アスリート・スポーツに携わる全てのみなさんの可能性は無限大です。
無限の可能性に気づき・感じてその一歩を踏み出すアスリートを全力で応援します!

【パラスポーツ横断プロデューサー】百獣の王 武井壮さんが仲間に加わってくださいました!

タレントとしても活躍中の元陸上十種競技日本王者、日本フェンシング協会会長、百獣の王、武井壮さんが【パラスポーツ横断プロデューサー】として参加してくださいました。

武井壮
百獣の王/日本フェンシング協会会長/元陸上競技十種競技日本王者

=メッセージ=
コロナウイルスによって、人生を輝かせるために培ってきた皆さんの力を発揮する場所が大きく削られてしまっていました。
僕自身も、学生時代にスポーツで磨いた力を大会で発揮して、社会で生き抜くための力を手に入れた経験がある事からも、学生アスリートの皆さんの悔しさを思うとやり切れない思いに胸が苦しくなります。
パラアスリートの皆さんも、感染を避けるため多大な注意を払いながら、パラリンピック開催に向けて日々力を磨く時間を思い通りとは言えない形で過ごされていることと思います。
それでも、時間は過ぎていきます。
過ぎて行く時間でただ嘆いている訳にはいきません。
こんな時期だからこそ、これまでの時代では生み出す事ができなかった新しい何かを手に入れて欲しい。
学生スポーツに、そして社会人としてその時手にした力に支えられて進んでこれた我々が、そんな皆さんの日々を支えることはできないか?
まずは一歩前に進んでみようと思います。
みんなで繋がることで止まらない、新しい力を手に入れましょう。

【1252プロジェクト】追手門高校にて生理とスポーツをテーマに授業を実施!

6/12に行った生理とスポーツをテーマとする1252projectの授業をNHKさんに取り上げて頂きました。参加してくれた追手門高校のみなさんありがとうございました。
色々な学生や指導者の皆さんと今後も対話を重ねて行きたいと思っております。1252セッションを受けてみたい学校様、プロジェクトをご一緒いただける方など、お問い合わせは1252@spo-tome.comまで。

#スポーツを止めるな
#1252プロジェクト

【賛同者】フェンシング元女子日本代表/東京レインボープライド共同代表理事杉山文野さんが新たな仲間に!

フェンシング元女子日本代表であり、現在NPO法人東京レインボープライド共同代表理事である杉山文野さんが私達の理念に賛同してくださり、スポ止め賛同者に加わって頂くことになりました。多くの若いアスリートの可能性を広げるために、共に走り出しましょう!

杉山文野
フェンシング元日本代表 
NPO法人東京レインボープライド共同代表理事


=メッセージ=
LGBTQを含むすべての人がスポーツを楽しめる世の中にしたい。次世代のためにも心理的安全性を高め、多様な誰もが活躍できるスポーツ界を共につくっていきましょう!

パラスポーツ横断プロデューサーに武井壮さんが就任し、#パラスポーツを止めるなが始動!

一般社団法人スポーツを止めるな(所在地:東京都新宿区、代表理事:野澤武史)では、新型コロナウイルス感染症の影響により大会への出場をあきらめざるを得なくなった中高校生アスリートを中心に、活動の場が制限されてしまっている選手たちへ、何らかの形で貢献できないかを日々模索、実行しています。

その活動の一環として、このたびパラスポーツ横断プロデューサーに元陸上競技選手であり、現在タレントの武井壮さんをお迎えし、発起人として「#パラスポーツを止めるな」が始動致します。

それに伴い、武井さんと当社団代表理事・野澤、共同代表理事・廣瀬の3人で6月7日トークイベントを行います。当日の様子はYoutube,Twitter,スポーツナビの3媒体で配信致します。

新型コロナウイルスによるスポーツ界への影響は今もなお大きく、パラスポーツも例外ではありません。
より多くのアスリートを支えられるよう、我々と一緒に、エールを送っていただけると幸いです。

■配信URL

#スポーツを止めるな 公式YouTubeより配信

https://www.youtube.com/watch?v=PJS9KHP8T3A

また、スポーツを止めるなでは武井壮さんが発起人である「#スポーツを止めるな #音楽を止めるな」プロジェクトにおけるキャンペーンソングの制作に協力しました。昨年Tiktokで大ブレイクを果たしたミュージシャンの川崎鷹也さんが作詞、作曲を手掛け、武井さんを含めた合計10人のアスリートが歌で参加しました。

■楽曲MV

 ■パラスポーツ横断プロデューサー

タレント、元陸上競技選手 武井壮

197356日生まれ。元陸上競技、十種競技のチャンピオン。引退後は、テレビやラジオなどのメディア出演を中心に活躍する一方で、2015年フランスでおこなわれた世界マスターズ陸上の4×100リレー(M40クラス)で金メダルをとるなど、現在もスポーツに力を入れている。

以下、武井さんからのコメントです。

コロナウイルスによって、人生を輝かせるために培ってきた皆さんの力を発揮する場所が大きく削られてしまっていました。
僕自身も、学生時代にスポーツで磨いた力を大会で発揮して、社会で生き抜くための力を手に入れた経験がある事からも、学生アスリートの皆さんの悔しさを思うとやり切れない思いに胸が苦しくなります。パラアスリートの皆さんも、感染を避けるため多大な注意を払いながら、パラリンピック開催に向けて日々力を磨く時間を思い通りとは言えない形で過ごされていることと思います。
それでも、時間は過ぎていきます。
過ぎて行く時間でただ嘆いている訳にはいきません。
こんな時期だからこそ、これまでの時代では生み出す事ができなかった新しい何かを手に入れて欲しい。
学生スポーツに、そして社会人としてその時手にした力に支えられて進んでこれた我々が、そんな皆さんの日々を支えることはできないか?
まずは一歩前に進んでみようと思います。
みんなで繋がることで止まらない、新しい力を手に入れましょう。

“スポーツを止めるな”との出会い

 初めまして、“一般社団法人 スポーツを止めるな”にて広報のボランティアをしている大学3年の戸張征志と申します。
約8ヶ月間の“スポーツを止めるな”で活動をする中で学んだことや感じたことを今回書かせていただきます。

 “スポーツを止めるな“との出会いは学生コーチを務めている高校ラグビー部の社会人コーチから誘われたのがきっかけでした。
私自身、学生コーチとして高校生と日々接していた中で、新型コロナウィルスの影響で急に活動を制限され、思うように部活に打ち込めない学生を直接みていたので「何か自分に出来ることはないか」いう思いで活動に参加することを決めました。

 実際は、SNSを通して#ラグビーを止めるな(自分のプレー動画を編集しSNSにこのハッシュタグをつけ投稿することでリクルーターと繋がるムーブメント)を見ていたくらいで、どういった活動を行ってるかはその時は正直理解していませんでした。

 そんな中、青春の宝プロジェクト(学生の思い出の試合にトップアスリートの解説をつけてプレゼントする企画)に参加した際に、学生たちの純粋に喜ぶ姿を見て“スポーツを止めるな”の活動が学生スポーツをどのように支えているかを知ることができ、自分も具体的に何か企画して貢献してみたいと思うようになりました。

"スピード感に圧倒される日々"

 現在、“スポーツを止めるな”では、選手が安全にプレーをアピール出来るオンラインプラットフォーム「HANDS UP」や女性アスリートならではの悩みに向き合う「1252プロジェクト」など様々な活動を展開しています。そういった活動の1つ1つが決まっていくスピード感に毎回驚きを覚え、ベンチャー企業のようなダイナミックなプロセスを味わえている気がします。私の役割は、SNSを通して活動の報告やイベントの告知、報告を行うことです。自分自身の貢献は他の方々に比べれば少ないですが、学生の頃からこういった活動に携われていることを光栄に思います。SNSの可能性を感じると同時に、注意しなければいけないことなど、学ぶべきことも多いです。

 最後になりますが、私は大学入学と同時にずっとプレーしていたラグビーを辞めました。
しかし、今でも高校で同じ部活だった友人と会う際に話すことは、高校3年時の最後の大会についてです。
それだけ、私にとって学生スポーツが与えた影響は大きかったです。

 だからこそ、新型コロナウィルスの影響で思うように活動を出来ていない学生や、これからまさにスポーツをやりたいと思っている学生に対して、少しでも貢献できるようにこれからも頑張ってやっていきたいと思います。
これを機に私たち「スポーツを止めるな」の活動も少しでも知って頂ければ幸甚です。どうぞよろしくお願いいたします。

写真:筆者の高校3年時 神奈川県大会準決勝の様子

スポーツを止めるな『1252プロジェクト』東大病院との連携がスタートします。

『1252プロジェクトは、女性アスリートが抱える「生理×スポーツ」の課題に対し、トップアスリートの経験や医療・教育分野の専門的・科学的知見をもって向き合い教育/情報発信を行う当社団の新しい教育プログラムです。

このたび、本プロジェクトと東京大学医学部附属病院(以下、東大病院)との連携が決まりました。東大病院女性診療科・産科「女性アスリート外来」は、女子アスリート研究の分野をリードする存在として、アスリート特有の健康問題に対する診療に長年携わり、多くのトップアスリートからの支持を集めています。

女子学生アスリートをはじめ指導者、保護者のみなさまと共に、大切な10代のコンディションを整えるための正しい知識やサポートを得られるよう、最新の専門的知見のもと情報共有・発信をしていきます。

MEMBERS

1252プロジェクトリーダー

伊藤 華英  Hanae Ito

競泳日本代表として競技に取り組んでいた10代の頃、 私にとって生理は「毎月来る当たり前の存在」でしかありませんでした。 競技やメンタルに与える影響について考えたこともなければ、 PMSやPMDDという言葉はもちろん、ピルの存在、副作用、安全性、 海外の選手たちが上手にコントロールしていることも知らなかった。 まさかオリンピックの舞台で後悔することになるなど思いもしませんでした。 今になって考えると、生理について学んだり、相談する場所が身近になかったからだと感じています。 だからこそ、女子学生アスリートの皆さんには、生理についてもっと知って欲しい。 指導者や男性アスリートにも、正しい知識を身につけて欲しい。 1252は、様々な専門家や指導者、教育現場、アスリートに関わるすべての人がつながり、情報を共有し、信頼関係を築いていける場所を提供していきます。

東京大学医学部附属病院女性診療科・産科 助教

女性アスリート外来医師

能瀬 さやか   Sayaka Nose

月経痛や月経前の体調不良、無月経等、女性特有の問題を抱えながらも周囲に伝えられないでいる学生はまだまだ多い現状です。10代から正しい医学的知識を身につけ、自分自身で異常に早く気付き対策をとることは、コンディショニングを考える上で重要となります。私達産婦人科医は、アスリートを支える立場の皆さんと連携し、女性アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるよう専門家の立場からサポートを行っていきます。

〈東京大学医学部附属病院女性診療科・産科「女性アスリート外来」〉

東京大学医学部附属病院「女性アスリート外来」では、女性アスリート特有の健康問題に対し、障害予防やコンディショニングの点から診療を行っています。日本女性医学学会認定ヘルスケア専門医や日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツ医等の資格をもつ医師がおり、スポーツに参加する女性が健康で競技生活を長く送ることが出来るよう診療にあたっています。外来における診療に加え、さまざまな形で女性アスリートや女性パラアスリートの健康問題に関する啓発活動を行っています。また、アスリート本人はもちろん、指導者やコーチ、教育関係者や保護者など、アスリートを支える方々へのサポートや情報提供なども行っています。

ホームページ:http://femaleathletes.jp