一般社団法人スポーツを止めるな

2022年3月1日

運動部女子学生のおけるスポーツ × 月経実態
調査結果 第一弾を公開しました

1252プロジェクトでは、東京大学医学部付属病院女性診療科・産科女性アスリート外来監修のもと、運動部所属女子学生へ「スポーツ×月経に関するアンケート」を実施し、その結果を分析いたしました。

運動部所属女子学生の67.5%が、月経周期が身体コンディション・パフォーマンスに影響すると回答、

27.9%は相談できる相手がいない・相談しないという結果になりました。

01 月経周期と身体コンディションは関連あり

「月経周期は、運動・スポーツにおける身体コンディションと関連がある」と  67%の学生が回答。

02 月経の悩みがあるも、対策せず

競技をする上で月経に対する悩みを42.4%の学生が実感している(詳細は別途調査結果レポート)が、63.4%の学生は「特別な対策は何もしていない」と回答

03 運動時の月経に関する悩みの相談相手 1位母親 2位チームメイト、3位できる相手がいない

運動時の月経や月経周期に関して悩みを抱えた場合、チームの監督・コーチや医療機関など専門的な相談窓口は現状 3.0%以下。

調査概要

Instagram で気軽に学べるスポーツと生理の次世代型オンライン教材
「1252 Playbook」の配信を開始します。

1252プロジェクトでは、「スポーツ×生理の新しい教科書」をコンセプトとしたInstagram上の教育コンテンツ、「1252 Playbook(プレイブック)」を2022年3月1日よりリリースします。

1252プロジェクトが実施した「運動部所属女子学生へのアンケート(811ss)」 より、運動部に所属する女子学生のうち42.4%は「競技をする上で月経に対して悩みを抱えている」、67.5%が「月経はスポーツのパフォーマンスに影響がある」と回答したにも関わらず、実際「特別な対策は何もしていない」という女子学生は63.4%と、具体的な相談先や正しい情報を得る手段が少ないという課題が浮き彫りになりました。また、スポーツに特化した月経の対策などを知る場所も少ない・分からないということも、学生たちとの交流の中で分かりました。

そういった課題意識を背景に、1252プロジェクトでは、東京大学医学部附属病院女性診療科・産科女性アスリート外来プロデュースのもと、スポーツと生理に特化した次世代型のオンライン教材「1252 Playbook」の配信を開始します。また、本教材は東大病院女性診療科・産科がスポーツ庁委託事業女性アスリートの育成・支援プロジェクト「女性アスリート支援プログラム」の一環で作成しました。 10代への普及啓発の観点から東大病院と一般社団法人スポーツを止めるなが連携して取り組んでいます。

1252Playbookは、①女子学生に馴染みがあるInstagramを活用した、②楽しく正しいスポーツ×生理の情報を学べる、③専門的知見を簡潔に解説するコンテンツ として開発しました。3月1日から1252project公式Instagramアカウントより、随時発信していきます。女子学生が毎日目にするSNSの接点で、1回1テーマ、手軽に知りたいことを知ることができる双方向型の新しい教材として、すべてのスポーツを楽しむ女子学生と、その指導者や保護者の方々にご活用頂きたいと考えております。この教材を通じて、身体とコンディションに関する正しい情報へのアクセシビリティを高め、女子学生がもっとスポーツを楽しめるような環境作りを目指します。

【アクセス方法】

アカウント名:1252project ※2022年3月1日公開開始。 https://www.instagram.com/1252project/

【コンテンツイメージ】

【使い方】

スライドして学べる仕様に。

東京大学医学部附属病院女性診療科・産科 助教[特任講師(病院)]
女性アスリート外来医師 能瀬 さやか氏コメント

月経に関して、10代から正しい医学的知識を身につけ、自分自身で異常に早く気付き対策をとることは、コンディショニングを考える上で重要となりますが、まだまだその機会は少ないことが現状です。今回のオンライン教材は、より多くの女子学生アスリートに正しい知識を届け、自身の月経の状態と向き合う機会に繋がるよう、制作しました。また、女子学生だけでなく指導者や保護者の方にも活用頂き、大切な10代の身体を周囲の力でもサポートしていける環境を作っていきたいと考えています。今後も、医学的側面から女性アスリートの競技生活向上となるような情報提供やサポートしていきたいと思います。

【東京大学医学部附属病院女性診療科・産科「女性アスリート外来」】

東京大学医学部附属病院「女性アスリート外来」では、女性アスリート特有の健康問題に対し、障害予防やコンディショニングの点から診療を行っています。
日本女性医学学会認定ヘルスケア専門医や日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本パラスポーツ協会公認障がい者スポーツ医等の資格をもつ医師がおり、スポーツに参加する女性が健康で競技生活を長く送ることが出来るよう診療にあたっています。
外来における診療に加え、さまざまな形で女性アスリートや女性パラアスリートの健康問題に関する啓発活動も行っています。また、アスリート本人はもちろん、指導者や、教育関係者や保護者など、アスリートを支える方々へのサポートや情報提供なども行っています。

ホームページ: http://femaleathletes.jp
<参考>
1252プロジェクト独自調査(東大病院女性診療科・産科 女性アスリート外来監修)による、全国600名以上の運動部所属女子学生への「スポーツ×月経に関するアンケート」結果。

01 月経周期と身体コンディションは関連あり

「月経周期は、運動・スポーツにおける身体コンディションと関連がある」と  67%の学生が回答。

02 月経の悩みがあるも、対策せず

競技をする上で月経に対する悩みを42.4%の学生が実感している(詳細は別途調査結果レポート)が、63.4%の学生は「特別な対策は何もしていない」と回答

03 運動時の月経に関する悩みの相談相手 1位母親 2位チームメイト、3位できる相手がいない

運動時の月経や月経周期に関して悩みを抱えた場合、チームの監督・コーチや医療機関など専門的な相談窓口は現状 3.0%以下。

調査結果

調査結果レポートの詳細はこちら https://spo-tome.com/2022/03/01/1252report/

<問い合わせ>

1252プロジェクト詳細やお問い合わせについてはこちら。

取材申し込み、活動内容へのお問い合わせ窓口はこちら。

info@spo-tome.com

<報道におけるお願い>

メディア様でお取り上げ頂く際は、可能な限り当社団のロゴもしくはコミュニケーションロゴ、1252プロジェクトロゴをご使用頂きますようお願い申し上げます。

社団ロゴ

コミュニケーションロゴ

1252プロジェクトロゴ