その後も『女性アスリートの生理とコンデショニング』『競技転向の強み』『部活動の未来』『女子バスケのこれから』と各テーマをもとに7時間半におよぶ熱いトークセッションが目白押し。
『競技転向の強み』を語ったのは2021年夏を盛り上げた東京オリンピック陸上女子100メートルハードルに出場した寺田明日香選手とラグビー女子セブンズの白子未祐選手。寺田選手は陸上からラグビーへ、そして再び陸上へと戻り五輪出場。ラグビー転向により細く、軽い体から海外選手と競り合える強い体へと進化し、陸上復帰後に日本新記録を樹立しました。また個人競技からチーム競技への転身により周りを生かすことやチームとしてどう動くべきかなどを考察。その中で客観的に自分を見られるようになったことを紹介しました。 白子選手はラクロスのユース日本代表からラグビーへと競技転向。これまでのキャリアをリセットし、自分の強みにフォーカスしたプレーに集中できるようになったことなど競技転向により出会えた新しい自分の姿を語ってくれました。
多くのトップランナーたちが学生アスリートに向けて「今だからできることをやろう」「この逆境を成長の糧にしよう」とエールを送ってくれました。残念ながら大会への出場がかなわなかった選手たちに向けても「やってきたことは無駄じゃない。きっとそれは強みになる」と努力を後押ししてくれました。
学生アスリートが求める「もっとうまくなりたい」「大会に出たい」「仲間と一緒に成し遂げたい」を叶えたい。スポーツを止めるな代表理事の野澤武史も「今後も学生アスリートに寄り添いながら少しずつカタチにしていきたい」と熱く語っていました。