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【「スポーツを止めるな」災害支援活動】JOC「TEAM JAPAN」アスリートと9月28・29日に能登を訪問

一般社団法人スポーツを止めるな(所在地:東京都新宿区、代表理事:伊藤華英、以下当社団)は、災害復興への想いを持ったアスリートやスポーツ団体、チームと被災地をつなぐ中間支援「災害支援スポーツネットワーク」の活動の一環として、災害支援活動を実施しています。​
この度、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)と連携し、TEAM JAPANアスリートと共に能登を訪問します。2度目となる今回は、JOCが呼びかけたオリンピック強化指定選手等のうち、オリンピアンの岡澤セオン選手(ボクシング)をはじめ、8名のアスリートが参加。輪島市門前町でのビーチクリーン(海岸清掃)や町立穴水中学校での地元学生との交流を予定しています。
<実施体制>
主催:一般社団法人スポーツを止めるな
協力:一般社団法人NOTOTO.
<スケジュール>

 

日程

時間
(予定)

場所

内容

928日(日)

13:00頃~

七尾市
(一本杉通り商店街)

地元住民の方とのディスカッション

16:00頃~

輪島市門前町
(腰細付近の海岸)

ビーチクリーン(海岸清掃)

929日(月)

10:40頃~

穴水町
(穴水町立穴水中学校)

地元学生との競技体験やディスカッション

9月28日(日)
13:00頃~
 七尾市(一本杉通り商店街)
 内容:地元住民の方とのディスカッション
16:00頃~
 輪島市門前町(腰細付近の海岸)
 内容:ビーチクリーン(海岸清掃)

9月29日(月)
10:40頃~
 穴水町​(穴水町立穴水中学校)
 内容:地元学生との競技体験やディスカッション
<参加アスリート>

8
オリンピック強化指定選手、オリンピックネクスト強化指定選手、JOCエリートアカデミー生を対象とした
JOCアスリートアカデミーに参加する選手のうち、自主的に参加意向を示したアスリートの中からJOCが選抜

<参加選手リスト>

西村 光稀 選手 

スキー(スノーボードクロス)

オリンピック強化指定選手

石井 さやか 選手

テニス

オリンピックネクスト強化指定選手

岡澤 セオン 選手 

ボクシング

オリンピック強化指定選手

馬塲 柚那 選手

アイスホッケー

オリンピックネクスト強化指定選手

渡辺 瑠伊 選手

馬術

オリンピックネクスト強化指定選手

橋本 将都 選手

カヌー(スプリント)

オリンピック強化指定選手

河合 利亜斗 選手 

テコンドー

オリンピックネクスト強化指定選手

高杉 柊吾 選手

クリケット

オリンピックネクスト強化指定選手

西村光稀 選手
スキー(スノーボードクロス)
オリンピック強化指定選手

石井 さやか 選手
テニス
オリンピックネクスト強化指定選手

岡澤 セオン 選手
ボクシング
オリンピック強化指定選手

馬塲 柚那 選手
アイスホッケー
オリンピックネクスト強化指定選手

渡辺 瑠伊 選手
馬術
オリンピックネクスト強化指定選手

橋本 将都 選手​
カヌー(スプリント)
オリンピック強化指定選手

河合 利亜斗 選手
テコンドー
オリンピックネクスト強化指定選手​

高杉 柊吾 選手
クリケット
オリンピックネクスト強化指定選手​

<JOCとの第1回目の活動の様子>
日程:2025日3月29日(土)
訪問場所​:輪島市門前町黒島海岸(ビーチクリーン)、門前東小学校(炊き出し、ブレイキン体験等)

参加アスリート:

 

勝木 隼人 選手  

陸上競技(競歩)

オリンピック強化指定選手

下岡 仁美 選手

陸上競技(競歩)

オリンピック強化指定選手

園田 恵吾 選手

スキー(スノーボード)

オリンピック強化指定選手

嶋田 利渚 選手

スケート(スピードスケート)

オリンピック強化指定選手

古平 結明 選手 

アイスホッケー

オリンピックネクスト強化指定選手

宮脇 花綸 選手

フェンシング

オリンピック強化指定選手

阿部 暁梨沙 選手

ライフル射撃

JOCエリートアカデミー生

矢澤 亜季 選手 

カヌー

オリンピック強化指定選手

岡崎 遥海 選手

カヌー

オリンピック強化指定選手

大能 寛飛(HIRO10) 選手

ブレイキン

オリンピック強化指定選手

勝木 隼人 選手
陸上競技(競歩)​
オリンピック強化指定選手​

下岡 仁美 選手​
陸上競技(競歩)​
オリンピック強化指定選手​

園田 恵吾 選手​
スキー(スノーボード)​
オリンピック強化指定選手​

嶋田 利渚 選手​
スケート(スピードスケート)
​ オリンピック強化指定選手​

古平 結明 選手
 ​ アイスホッケー
​ オリンピックネクスト強化指定選手​

宮脇 花綸 選手​
フェンシング​
オリンピック強化指定選手​

阿部 暁梨沙 選手​
ライフル射撃​
JOCエリートアカデミー生​

矢澤 亜季 選手
 ​ カヌー​
オリンピック強化指定選手​

岡崎 遥海 選手​
カヌー​
オリンピック強化指定選手​

大能 寛飛(HIRO10)選手​
ブレイキン​
オリンピック強化指定選手​
©️JOC
©️JOC
<スポーツを止めるなが考える「スポーツによる支援活動」概要>
●スポーツによる支援活動の2つの柱

 1.被災地支援アクション
・有志アスリートによる現地支援活動
・スポーツ大会を誘致
・高齢者のフレイル対策支援活動

 2.被災地の現地発信
・定期的なメディア情報発信
・スポーツ界内における支援モデルの共有

●ワンスクール・ワンアスリートを軸とした活動

地域の子供たちとアスリートの「顔の見える関係づくり」を通じた中長期にわたる支援を目指し、1スクール・1アスリートを軸とした活動の実施を目指します。

・繰り返しコミュニケーションをするきっかけ
・被災地にホームタウンを持つ感覚
・自分ゴトとして観戦・応援するトップアスリートの存在

●これからのアクション

・アスリートの能登派遣を通して、現地ユースの運動機会の向上と、指導者のサポート
・高齢者フレイル対策スポーツコンテンツの開発と普及
・スポーツ大会を起点としたボランティア人材の確保

<お問い合わせ>
取材申し込み、活動内容へのお問い合わせ窓口はこちら
info@spo-tome.com
<報道におけるお願い>

メディア様でお取り上げ頂く際は、可能な限り下記いずれかのロゴをご使用頂きますようお願い申し上げます。

社団ロゴ

コミュニケーションロゴ

社団ロゴ

コミュニケーションロゴ

【1252プロジェクト】2025年日本国際博覧会 サステナドームで、「生理とスポーツ」の授業を実施しました! 

午前の授業後に記念撮影 

午後の授業後に記念撮影 

2025年7月4日(金) 2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)のサステナドームにて、SDGsをテーマに、次世代へその内容を最大限伝えるためのESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)として、「生理とスポーツ」をテーマとした授業を実施しました!
今回の授業は、学校法人OCCとのコラボレーションにより行ったものです。
会場となったサステナドーム
参加者は同志社大学や追手門学院大学の大学生たち。男子学生が多く参加してくれました。午前と午後の2回、講義を実施。月経とパフォーマンスに関する基礎知識を学び、月経とスポーツにまつわるリアルな課題、そしてそれにどう向き合うべきかについて、グループワークなどを行いました。

「誰にでも関係がある話」として、性別を問わず届いたメッセージ

授業の冒頭で、スポーツを止めるな代表理事で競泳元日本代表の伊藤華英は自身の現役時代を振り返りながら、「生理の問題は、女性アスリートだけの問題ではない」と語りました。
「生理を理由に力を出し切れないことを“言い出せない空気”が課題の一つだと思います。指導者や周囲の理解があれば防げることがたくさんあるはずです」と続け、男性を含めた周囲の人々の理解と関わりの重要性を強調しました。さらに自身の競技生活のなかでも「我慢が美徳とされ、体調が悪くても口に出せなかった」と経験談を交えた話を、学生たちは真剣な面持ちで耳を傾けていました。
伊藤華英の現役時代の体験談に耳を傾ける学生たち

PMS・無月経・エネルギー不足など、女子アスリート指導に関する基礎知識を学ぶ

授業の前半では、運動部所属の女子学生の実態調査から月経に関する課題感を把握してもらったうえで、PMS(生理前症候群)やエネルギー不足に陥らないための栄養計算、無月経のリスクなど、生理に関するさまざまな話題を取り上げました。
伊藤からは「婦人科は“病気の人が行く場所”ではなく、“相談する場所”でもある」とし、婦人科の利用に対する意識を変えていく必要性を改めて強調しました。

「話しやすい空気づくり」と「見える化」が、未来の指導者に求められる視点

授業の後半では、参加学生が数グループに分かれ、「これからのスポーツ指導者は、女子学生アスリートの生理の課題とどう向き合っていくべきか」をテーマに、ディスカッションをしてもらい、全体に向けて発表を行ってもらいました。
あるグループは「生理の状況をプリントで提出するルールを入部時に設ける」、別のグループは「日々の体調を可視化できるアプリを導入する」などのアイデアを発表。また「週に一度、女性の専門家が来校して話せる機会を作る」、「女性スタッフや相談窓口を設ける」といった環境づくりに関する意見も上がりました。
男子学生も積極的に意見を交わしていたことが印象的でした。
発表後、伊藤氏は「大切なのは、“話していいんだ”という雰囲気づくり。そのためには知識だけでなく、対話の経験が必要です。今日のような場をきっかけにしてほしい」と学生たちに語りかけました。
男子学生からも「自分たち男性が当たり前に知識を持ち、話題にできることが大切だと感じた」といった前向きな発言があり、伊藤は「とても心強い」と応じていました。

最後に:知識は誰かを支える力に。

授業後、適切かつ効率的な運動を学習するため、オーバーヘッドスクワットと片脚スクワットを実践。ここまで話を聞いて、話し合ってと、座ってばかりいたためか、実際に運動をすることになり、空気が少し和らぎます。
和やかにスタートを切るも、この運動が意外にきつい。皆さん苦労しながら運動をこなします。
オーバーヘッドスクワットの様子
運動後、授業の締めくくりに伊藤は、「この講義の内容は、必ず皆さんの現場で役に立つと思います。今日だけでは語りきれないことがたくさんあります。もっと知りたい人は、ぜひ自分から学びにきてください。知識は誰かを支える力になります」と呼びかけました。
そして、すべての参加者に「話せないことで、苦しみが大きくなることもあります。皆さんには、知識を“寄り添うための道具”として持っていてほしい。今日がその第一歩になればうれしいです」と力強く語りかけました。

参加学生からは、
・生理のことを話しやすい雰囲気作りを心がけたいと感じました。
・生理で休んでいるようなら勝てないと思いながら競技をしていたので新しい考え方を学べました。
・他人事だとは思わずに、1人のアスリートとして女性の生理について理解を深めなくてはならないと思いました。
といった声が聞かれました。

誰かの痛みや悩みに寄り添える知識と姿勢をさらに周囲にも広げていってだいただけると嬉しく思います。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
※1252プロジェクトでは、指導者向けに検定やテキストブックをご提供しています。

▼検定|1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う検定です。
女性特有の月経課題を中心に、女子アスリート×生理に関する正しい知識の習得を目指します。
トップアスリートを指導する指導者から学校教員、保護者、アスリート本人まで、女子スポーツ関係者に広く知識を身につけてもらうことを目的に、2階級の資格検定を設けています。

【第4回 1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定】
開催日時:2025年9月1日(月)~2025年9月14日(日)
申込期間:2025年7月1日(火)~2025年8月21日(木)16時
※コンビニ決済の申込期間は、8月14日(木)16時までとなります。
資格:2級(指導者・女子アスリート・保護者向け)/1級(指導者向け)
内容:テキストブック「1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定」より出題。

検定詳細は1252エキスパート検定WEBサイトをご確認ください。
https://1252expert.com/

▼テキストブック|『1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定』
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う、1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定(1・2級)の出題範囲を網羅したテキストブックです。
販売場所:
▽1252エキスパート検定WEBサイト
https://1252expert.com/products/detail/53
1252プロジェクトでは、今後も女子学生アスリートがスポーツをもっと安心して楽しめる環境づくりを目指していきます。
関心のある方はぜひお気軽に1252@spo-tome.comまでお問い合わせください。
【1252プロジェクト】
▼公式HP
https://spo-tome.com/1252-top/

▼紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=8D0WARPVGZw

▼YouTube|トップアスリートの生理にまつわる体験談「Talk up 1252」
https://youtube.com/playlist?list=PLa7LJJewGWJP3Gc0azsTXYSaCOgcfyBBW&si=qgZM-rMKdXgWnAhl

▼インスタグラム|1252 Playbook
1252project公式アカウント @1252project
https://www.instagram.com/1252project/
「スポーツ×生理の新しい教科書」をコンセプトとした教育コンテンツ、「1252 Playbook(プレイブック)」を配信しています。ぜひご覧ください。

【1252プロジェクト】日本ダンススポーツ連盟 ブレイキン指導者講習会にて、指導者向け「生理×スポーツ」の研修会を実施しました! 

写真提供:公益社団法人 日本ダンススポーツ連盟 

こんにちは!スポーツを止めるな広報です。
2025年7月3日(日)、公益財団法人 日本ダンススポーツ連盟ブレイキン指導者講習会の受講者に向けて、スポーツを止めるな共同代表理事 最上紘太が「生理×スポーツ」をテーマにした研修会(オンライン)を実施しました。

昨年に引き続き、日本ダンススポーツ連盟ブレイクダンス部の次世代育成・普及に向け開催している指導者資格研修会の1セッションとして、登壇のご依頼をいただきました。

研修会のテーマは、「女性アスリートを指導する上での基礎知識」。日ごろ指導している中での課題共有を行うワークショップ、生理の基礎知識をクイズ形式で出題するなど参加型の形式を取りながら、最後は女性アスリートを指導する上で知っておきたいことを、医学・栄養・コミュニケーションの分野からお話しました。

写真提供:公益社団法人 日本ダンススポーツ連盟 

今回の研修会参加者8名の内7名が男性でした。

運動部に所属する女子学生の生理に関する悩みに対して、専門的な相談相手がいない実態をご紹介し、指導者が知識をつけることで、学生を助ける入口になることをお伝えしました。

またワークショップでは、「男性指導者として、生理に関する悩みに介入することが難しい」、「コミュニケーションをいきなり取ることが難しい」という課題共有がありました。これは、他の指導者研修においても多く聞く課題です。最上は、「指導者が生理に関して学んでいる、共感していることがわかるようにすることが大切」と改めて指導者が知識を付けることの大切さをお伝えしました。

研修会後アンケートでは、
・普段、知れない情報だったので大変勉強になりました。
・基本、最新のエビデンス、実践的な話など、学びになりました。
・勉強になりました。まずは教本を読んで知識をつけたいと思います。 ・とても良い取り組みだと感じました。短い時間でしたが、とても学びになりました。
とコメントいただきました。

日本ダンススポーツ連盟 ブレイキン指導者講習会に参加された指導者の皆さま、ありがとうございました。
今回の研修が生理とスポーツに関して改めて考えるきっかけとなり、学生アスリートの更なるパフォーマンス向上つながると嬉しいです。
※1252プロジェクトでは、指導者向けに検定やテキストブックをご提供しています。

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開催日時:2025年9月1日(月)~2025年9月14日(日)
申込期間:2025年7月1日(火)~2025年8月21日(木)16時
※コンビニ決済の申込期間は、8月14日(木)16時までとなります。
資格:2級(指導者・女子アスリート・保護者向け)/1級(指導者向け)
内容:テキストブック「1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定」より出題。

検定詳細は1252エキスパート検定WEBサイトをご確認ください。
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【1252プロジェクト】埼玉県保健体育研究会東部支部高体連女子部にて、賛同アスリートの室伏由佳さんによる、体育指導者向け「生理×スポーツ」の研修会を実施しました! 

こんにちは!スポーツを止めるな広報です。
2025年7月3日(木)、埼玉県保健体育研究会東部支部高体連女子部の体育指導者の先生方へ向けて、スポーツを止めるな・1252プロジェクト賛同アスリートの室伏由佳さん(順天堂大学スポーツ健康科学部 先任准教授)が「生理×スポーツ」をテーマにした研修会(オンライン)を実施しました。

研修会は、「女性アスリートを指導する上での基礎知識」をテーマにし、室伏さんの実際に経験した生理とスポーツの問題や疾患の経験、また研究分野によるデータからのお話。さらに1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定のテキストブックから研修スライドを構成し、エビデンスに基づくお話をしました。
また女性アスリートが求めるサポートの現状や改善策、月経関連の問題に対する予防策、さらに女性アスリートの三主徴の診断に用いられるスクリーニング等についてもご紹介しました。

研修会の最後には質疑応答の時間を設け、「月経が始まったばかりの選手の体の動きが悪くなり、パフォーマンスの低下などがみられる。貧血でしょうか?」という問いには、「まず、貧血を疑い、病院で検査をすることも大切。原因がわかれば、対応方法もわかり、改善すれば競技が楽しくなる。また、婦人科外来といえば内診があるのでは?と躊躇してしまうかもしれない。医師の判断にはなりますが、症状によっては腹部の上からエコーで診て頂くこともある。」と、婦人科に行くハードルをさげる例を踏まえてアドバイスしました。
また、「同僚の男性指導者が女子生徒に生理のことを聞くことが難しいと相談される。」という問いには、「例えば、今回の研修会でご紹介した1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定書から学び、検定を取得していただくことで、専門的に理解しているというスタンスを示すことができると思います。また、女性アスリートの生理とその対処の事例や症例を学ぶなど、知識を付け、プロフェッショナルな立場で生徒と接することとで、安心や信頼を得られ、コミュニケーションを取りやすくなるかもしれません。」と、指導者側も最新の知識を身につけることの大切さとメリットを伝えました。
研修会後アンケート

埼玉県保健体育研究会東部支部高体連女子部 渡邊梓先生に、「生理×スポーツ」の研修会を受講しようと考えた背景、また実施して感じたことや、今後の活かし方などをお伺いしました。

なぜこの研修会を受講しようと考えましたか?
「生理」については、保健の授業で取り上げているが、今一度教える側が勉強し直すには良い機会になるのではないかと考え受講することを決めました。

実施して感じた手応え
「1252プロジェクト」という取り組みを知ってもらうきっかけになったし、元アスリートの方の講演ということもあって、参加されたみなさんには興味を持って話を聞いて頂けたと思います。

生徒や現場にどう活かしたいか
まずは、授業を通じて、自分の部活動、保健体育の教員へ情報の共有をしていこうと考えています。

講師(室伏先生)の話で、特に印象に残った言葉やエピソードはありましたか?
室伏先生も疾患を患い、自身の体とも闘いながら競技に挑んでいたんだ、ということが印象に残っています。悩みや不安は図りしれなかったと感じました。

この研修会を通じて、先生ご自身の考え方や意識に変化はありましたか?
初経も低年齢化してきている気がします。長く向き合っていくものなので、病院(婦人科)等との連携も今後考えていく必要があるのでないかと考えるようになりました。

今回のような研修会を、今後どのように活かしていきたいとお考えですか?
全生徒向け、女子部生徒向けと、細かく分類して講演会も実施してみたいと考えています。 また若い先生や男性指導者にもこのテーマを伝えていきたいと思っています。

最後に、同じように悩んでいる指導者や関係者へメッセージがあればお願いします。
時代が変わっていくと共に、次代が「生理」について悩まず、周囲のフォローも整う環境の中で、自身の目標に向かって取り組めるように、今一度学び直しが必要だと思っています。ともに学んで、課題や解決策を考えていければ嬉しいです。
埼玉県保健体育研究会東部支部高体連女子部の先生方、渡邊先生ありがとうございました。
今回の研修会を、女性アスリートが活躍できる環境づくりに役立てていただけると嬉しいです。
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【第4回 1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定】
開催日時:2025年9月1日(月)~2025年9月14日(日)
申込期間:2025年7月1日(火)~2025年8月21日(木)16時
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【1252プロジェクト】元競泳日本代表 竹村 幸さんが、ジュニア選手に向け「生理とスポーツ」をテーマに授業を実施しました!  

2025年6月21日(日)競泳元日本代表・竹村幸さんが「生理とスポーツ」をテーマに、ジュニア選手向け授業『1252 Clubroom Workshop!』を開催しました!
この授業は、東京都と東京都スポーツ協会が共催するトップアスリート発掘・育成事業第16期生の育成プログラムの一環として実施されたもの。ジュニア選手に加え、保護者の方々も聴講し、真剣な表情で耳を傾けていました。
授業では、竹村さんの現役時代の体験談を交えながら、生理に関する基礎知識やアスリートに必要な栄養などの話をクイズ形式で楽しく学ぶ内容となりました。

「夢を叶えるためには、まずは自分を知ること」

竹村さんは、自身のジュニア時代からシニア期にかけて直面してきた生理の課題を率直に語ってくださいました。とくに高校時代は、生理痛の影響で試合後に気を失ったことがあるほど。生理前には気持ちが不安定になり、「消えてしまいたい」と感じることもあったそうです。
そんな時、自分を責め続けていた竹村さんの気持ちを変えたのが、友人の助言で受診した精神科と婦人科でした。診断結果はPMS(生理前症候群)。「これは自分のせいじゃなかった。治る」と前向きな気持ちが芽生えたと言います。
それからは定期的に婦人科での診療を受け、症状に向き合いながら体調を整える工夫を続けたことで、トレーニングや試合にも前向きに取り組めるようになっていったそうです。

「生理だから休む」ではなく、「今できることを考える」

生理の症状は人それぞれ異なります。竹村さんは、「アスリートである以上、体調に応じてその日できることを探してトレーニングを続けてほしい」と伝えました。
もちろん、日常生活すら困難な症状がある場合は、無理せず休み、専門の医療機関を受診することも重要だと話します。
また、「ひとりで抱え込まないことも大切です。最初は話しにくいかもしれませんが、話せる環境を自分でつくることも、夢に向かう準備のひとつです」と、ジュニア選手たちにエールを送りました。

授業後の感想コメント(一部)

「人によって痛みや期間が異なるためお互いを理解し合ってフォローすることが大切だと思いました。これからも色んなことが起こると思いますが、今日学んだことを活かしていきたいです」
「自分の競技は男性が多いためそのような言いにくいところはありますが、自分のためにもコーチなどに周りに言ってメニューを考慮してもらうなど対策をとっていこうと思います」

選手の皆さん、ありがとうございました!
皆さんの活躍する姿が見れることを楽しみにしています!!
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【第4回 1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定】
開催日時:2025年9月1日(月)~2025年9月14日(日)
申込期間:2025年7月1日(火)~2025年8月21日(木)16時
※コンビニ決済の申込期間は、8月14日(木)16時までとなります。
資格:2級(指導者・女子アスリート・保護者向け)/1級(指導者向け)
内容:テキストブック「1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定」より出題。

検定詳細は1252エキスパート検定WEBサイトをご確認ください。
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1252エキスパート検定に、指導者や医療従事者から「指導の現場で役立つ」などの評価の声集まる

一般社団法人スポーツを止めるな(所在地:東京都新宿区、代表理事:伊藤華英、以下当社団)が実施した全ての女子アスリート、指導者、保護者にとって必要な知識が身に付く『1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定』の第3回検定受検者を対象としたアンケートにおいて、受検者の4人に3人(75.5%)が「医学的な身体理解」を新たに学べたテーマとして挙げたことが明らかになりました。​
自由回答の受検者の声では、「サポートしているチームやアスリートに還元したい」、「保護者にも伝えていきたい」、​ 「より良いコーチング・環境で指導できるようになると思った」、「きちんとした知識をもとに活動していると伝えることで、選手や保護者の信頼にもつながる」などの声が集まりました。​
アンケート回答者には、スポーツコーチやトレーナー、体育教師や部活顧問、医療従事者など、女性アスリートと直接関わることの多い専門職の方が多く、指導やサポートの現場での実用性の高さが評価されていることがうかがえる結果となりました。

<検定を通して学んだ知識の中で、特に新しい知識を学べたと感じるテーマは?(複数回答可)>

 

順位

学習テーマ

割合(%

1

女子アスリートの身体を正しく知る①
医学

75.5%

2

女子アスリートの身体を正しく知る②
運動生理学

56.6%

3

女子アスリートのパフォーマンスを正しく引き出す
-S&Cとケア

47.2%

4

女子アスリートの心を正しく支える
コミュニケーション

37.7%

5

女子アスリートの服薬規則を正しく知る
アンチ・ドーピング

34.0%

6

女子アスリートのスポーツ環境を正しく知る
基礎データ

34.0%

7

女子アスリートの食事を正しく知る
栄養学

28.3%

●受検者の声

・「自分がサポートしているチームやアスリートに還元したい」
►女性・トレーナー

・「部活動が地域移行していく中で、自分の関わるチームだけでなく、周辺地域の保護者にも伝えていきたい」
►女性・トレーナー

・「指導者としてアスリートへ情報提供でき、女性アスリートが精神的にスポーツをしやすい環境を作ることができる」
►男性・トレーナー

・「クラブチームのコーチとして、きちんとした知識をもとに活動していると伝えられることで、選手や保護者の信頼にもつながる」
►女性・スポーツチームコーチ

・「小学生高学年や保護者の方への共有。初めての月経の対応などを学ぶ、共有する等、スポーツと関わり方に活かせる」
►女性・スポーツチームコーチ

・「心身の健康について学ぶ上での基盤ができたと思う」
►女性・学生アスリート

・「スポーツ指導の場面はもちろん、生理通を和らげるストレッチ指導なども合わせて、学生(中・高生)や教員・保護者に対する指導や提案などに活かせる」
►女性・医療従事者

・「医療従事者として日常臨床に、医療系大学教員として日常教育に、スポーツ関連組織の一員として選手のサポート体制づくりに活かせると感じた」
►男性・医療従事者

・「検定を受検することで少しでも知識を増やし持つことができ、より良いコーチング・環境で指導できるようになると思った」
►男性・スポーツクラブ指導者

・「検定を通して学んだ知識で、指導において選手の好調・不調の時に広い視点から選手をみて、身体の使い方の特徴などを考え、工夫できる」
►男性・経営者
● 『1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定』について

女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う検定です。トップアスリートの指導者から、学校教員、保護者、アスリート本人まで女子スポーツ関係者に広く知識を身につけてもらうことを目的に、2階級の検定を設けています。​
女性特有の月経課題を中心に、女子アスリートのスポーツ環境を正しく知る基礎データ、医学、運動生理学、栄養学、アンチ・ドーピング、S&Cとケア(ストレングス&コンディショニングとケア)、コミュニケーションの7つの観点から、女子アスリート×生理に関する正しい知識の習得を目指します。

●実施概要

・開催日時:2025年9月1日(月)~2025年9月14日(日)​
・申込期間:2025年7月1日(火)12時~2025年8月21日(木)16時​​
 ※コンビニ決済の申込期間は、8月14日(木)16時まで​ ​
・受検料:1級/12,000円(税込13,200円)、2級/8,000円(税込8,800円)​ ​
・受検方式/開催場所:オンライン受検・インターネットに接続できる環境であれば、どこでも受検可能。​​
・問題数/検定時間:1級/50問 90分、2級/30問 60分​​
 ※各級とも4年に1回の更新が必要です。更新は別途費用が発生いたします。
 ※詳細は1252エキスパート検定WEBサイトをご覧ください。

1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定 WEBサイト​
URL:https://1252expert.com/
●テキストブックについて
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う、1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定(1・2級)の出題範囲を網羅したテキストブックです。​ 月経の仕組みや、必要な栄養、適切な接し方など、スポーツ界における女性特有の課題に対する知識や対策を学び、女子アスリートのパフォーマンス向上に役立つ見識を深めることができます。そして、元東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣の橋本聖子氏やスポーツ庁長官の室伏広治氏をはじめとした、スポーツ業界関係者・トップアスリートによる豪華対談コラムも掲載。女子アスリートを取り巻く環境への提言や当事者の実体験を通して、様々な視点から学びを得ることができる一冊になっています。検定対策はもちろんのこと、日々の女子アスリートへのスポーツ指導のヒントとしてもご活用ください。 ​
また、テキストブックの購入者限定特典として、指導の参考・学びにしていただけるトレーニング動画をご用意しています。
​書名:1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定テキストブック​​
編者:一般社団法人スポーツを止めるな​​
定価:2,500円(税込2,750円)​​
仕様:A5判、並製​​
ページ数:272ページ​​
ISBN:978-4-491-05375-2​​
発行:東洋館出版社​​
販売場所:​​
▽1252エキスパート検定WEBサイト ​
https://1252expert.com/products/detail/53​
●「1252プロジェクト」とは

1年(52週)のうち、約12週は訪れる生理とそれに伴う体調の変化は、女子アスリートにとって避けては通れない問題です。「正しい情報がない」「相談する先がない」と感じる女子アスリートや、その指導者のみなさまに対し、必要な情報を楽しく学ぶためのオンライン発信や授業などの様々なプログラムを提供しています。

・1252プロジェクト紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=8D0WARPVGZw

・トップアスリートの生理にまつわる体験談「Talk up 1252」
https://www.youtube.com/watch?v=bVYoDobYa9I

・1252プロジェクト公式インスタグラムアカウント​  生理とスポーツの新しい教科書「1252Playbook」​
https://www.instagram.com/1252project/

●お問い合せ

1252プロジェクトについてはこちら。
https://spo-tome.com/1252-top/
取材申し込み、活動内容へのお問い合わせ窓口はこちら。
info@spo-tome.com

●報道におけるお願い

メディア様でお取り上げ頂く際は、可能な限り下記いずれかのロゴをご使用頂きますようお願い申し上げます。

社団ロゴ

コミュニケーションロゴ

1252プロジェクトロゴ

1252公認
女子アスリートコンディショニングエキスパート検定ロゴ

【1252プロジェクト】元競泳日本代表 竹村 幸さんによる生理×スポーツの授業「1252 Clubroom Workshop! in金沢星稜大学」を実施しました! 

2025年6月17日(火)、元競泳日本代表の竹村幸さんを講師に迎え、「生理とスポーツ」をテーマにした授業(オンライン)を実施しました。
金沢星稜大学人間科学部スポーツ学科は指導者を目指している学生もおり、今年で3回目の授業です。女子アスリート、そして彼女たちを支える指導者たちが、月経とどう向き合っていくべきか。竹村さんが伝えたこと、参加学生の声をお届けします。

まずは自分のからだを知ること

授業では、トップアスリートとして選手時代を送った竹村さんが、ご自身の競技生活の中で月経に悩まされた経験を包み隠さず話してくれました。
「ジュニア時代は生理痛もなく、あまり月経を意識することはありませんでした。でも高校に入ると徐々に症状が重くなり、試合後に意識を失ったこともあります」
さらに、生理前には強い気分の落ち込みにも悩まされていたものの、「生理が来れば落ち着くから」と病院に行くこともなく、ずっと我慢していたと言います。転機となったのは友人の勧め。精神科を受診し、そこから婦人科を紹介され、PMS(月経前症候群)の診断を受けました。診断がついたことで、自分の身体を客観的に理解できるように。そこから治療を始め、症状も改善するようになると、コンディショニングも捗るようになったとのことです。

ひとりひとり症状が違う

授業ではクイズを交えながら、生理とスポーツに関する基礎知識を学びました。竹村さんが一貫して伝えていたメッセージは、自分の身体を知ること、ひとりで抱え込まないことです。
「月経の症状は人によって違います。我慢するのが当たり前だと思わないでほしい。日常生活や競技に支障が出ているなら、迷わず婦人科に相談してほしいです。指導者やチームメイトに言いづらい、恥ずかしい、弱みを見せたくない。そう感じる選手が多いのも現実です。でも、話せないことで対処が遅れて、もっと苦しむことになることもあります。症状が改善すればもっと実力が出せるかもしれない。指導者の方には、そういう選手がいることを理解し、寄り添っていってほしいです。」 

授業後の感想コメント

指導者を目指す学生ならではの前向きなコメントをいただきました。
「現役時代はピルのことを知らなかったため、我慢しながら競技に取り組んでいました。同じような悩みを抱えている選手に少しでも楽に過ごせるよう、今回の講義で学んだことを伝えていきたいです」
「指導者を目指しているので必ず直面するであろう問題だったので、今回、話を聞けてよかったです」
「女性がスポーツを楽しんで行うためにも、男性側も話しやすい雰囲気を作ることから始めることが大事だと思いました」

授業後の奥田先生とのミニトーク:選手を支える“雰囲気づくり”とは

奥田鉄人教授(金沢星稜大学人間科学部スポーツ学科スポーツ医科学論)

竹村)よく男性指導者から「生理については話しづらい」と聞くことがあります。一方で女子選手側からも、最近は生理の話ができるようになってきたこともあり、「結構ストレートに聞いてくる男性コーチもいて…」と相談されることもあります。指導者は寄り添ったり、言いやすい雰囲気作りが大事ですよね。

奥田先生)選手のタイプにもよりますよね。そういった対話が苦手な選手もいます。ひとりひとり見ながら接していくのが大切ですが、それが非常に難しい。

竹村)アプリを活用しながら、対面で話さなくても情報が共有できるツールを使った方が、そういう子たちには安心なのかもしれないですね。

奥田先生)はい、そうですね。女子コーチやスタッフがいるとコミュニケーションがうまくとれますが、男性コーチだけだと大変かと思います。頑張ってもらいたいです。

竹村)そうですね。生理のことだけではなく、なんでも話せる関係性を築いていってほしいです。

奥田先生)以前アンケートを取った時におもしろいなと思ったのは、生理の時は水泳キャップの色を変える。コーチがその色を見てその日の練習メニューを変える。この方法なら、直接話さなくてもコーチに伝えられるから良いアイデアだなと思いました。

竹村)それは良いアイデアですね。選手も気持ちが楽かもしれないですね。私の水泳の先輩は「今日はプリンセスの日。だからみんな、大切にして(笑)」みたいな感じでオープンに話していました(笑)。そんな感じで自分やチームそれぞれのやり方で話しやすい雰囲気を作っていけると良いですね。

金沢星稜大学人間科学部スポーツ学科の皆さん、奥田先生、ありがとうございました!今回の授業をきっかけに生理とスポーツについて、理解を深めていっていただけると嬉しいです。

卒業後も選手に寄り添う指導者として活躍されることを期待しています!!

※金沢星稜大学人間科学部は、人間の心・体・頭の総合的な発達と能力の開発について科学的に研究し、人間社会を育てていく人材を養成する学部です。
金沢星稜大学人間科学部HP
https://www.seiryo-u.ac.jp/u/
※1252プロジェクトでは、指導者向けに検定やテキストブックをご提供しています。

▼検定|1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う検定です。
女性特有の月経課題を中心に、女子アスリート×生理に関する正しい知識の習得を目指します。
トップアスリートを指導する指導者から学校教員、保護者、アスリート本人まで、女子スポーツ関係者に広く知識を身につけてもらうことを目的に、2階級の資格検定を設けています。

【第4回 1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定】
開催日時:2025年9月1日(月)~2025年9月14日(日)
申込期間:2025年7月1日(火)~2025年8月21日(木)16時
※コンビニ決済の申込期間は、8月14日(木)16時までとなります。
資格:2級(指導者・女子アスリート・保護者向け)/1級(指導者向け)
内容:テキストブック「1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定」より出題。

検定詳細は1252エキスパート検定WEBサイトをご確認ください。
https://1252expert.com/

▼テキストブック|『1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定』
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う、1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定(1・2級)の出題範囲を網羅したテキストブックです。

販売場所:
▽1252エキスパート検定WEBサイト
https://1252expert.com/products/detail/53
【1252プロジェクト】
▼公式HP
https://spo-tome.com/1252-top/

▼紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=8D0WARPVGZw

▼YouTube|トップアスリートの生理にまつわる体験談「Talk up 1252」
https://youtube.com/playlist?list=PLa7LJJewGWJP3Gc0azsTXYSaCOgcfyBBW&si=qgZM-rMKdXgWnAhl

▼インスタグラム|1252 Playbook
1252project公式アカウント @1252project
https://www.instagram.com/1252project/
「スポーツ×生理の新しい教科書」をコンセプトとした教育コンテンツ、「1252 Playbook(プレイブック)」を配信しています。ぜひご覧ください。

大阪・関西万博 ウーマンズ パビリオンに1252プロジェクトリーダー・伊藤華英が登壇!トークセッションレポート

【左から八木早希氏、中田英寿氏、伊藤華英、笹川順平氏 (C)SINA ENGINE】
2025年6月14日(土)、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」(以下、ウーマンズ パビリオン)にて実施されたトークセッションにて、一般社団法人スポーツを止めるな代表理事の伊藤華英が1252プロジェクトの紹介を行いました。

【大阪・関西万博は多くの方で賑わっていた。】

トークセッションのテーマは「アスリートが挑む社会変革」。「HEROs Sportsmanship for the Future」(以下、HEROs。日本財団運営)発起人であり元サッカー日本代表の中田英寿氏、日本財団専務理事としてHEROs拡大の立役者となった笹川順平氏、モデレーターの八木早希氏とともに、アスリートが影響力や実行力を活かして社会変革を促す活動に焦点を当てたセッションに登壇しました。

【ウーマンズ パビリオン入口にて

女性アスリートが抱える「生理×スポーツ」の課題に取り組む1252プロジェクトの紹介をさせていただく中で、伊藤は自身の現役時代も月経で多くの悩みを抱えていたと話し、「女性だけでは解決できない課題であり、女性アスリートの周囲にいる男性には、そうした課題を理解し、代弁者になってほしい」と語りかけました。

また、伊藤も2023年に受賞した、社会の課題解決に挑むアスリートと団体を表彰・支援する制度である「HEROs AWARD」について、「アスリートにとっては競技を超えた横のつながり実感するための機会でもある」(伊藤)とした上で、笹川氏からは受賞理由を「1252プロジェクトは圧倒的に(活動の)波及効果が大きかった」とコメントをいただきました。

質疑応答では会場から、「自身はこれまであまりスポーツやアスリートと縁なく過ごしてきてしまったが、どのようにHEROsに関われるか?」、「いま小学校6年生で野球を頑張っているが、試合前の緊張をほぐす方法を教えてほしい」など前向きな質問が投げかけられました。その都度登壇者が自身の経験・知識を交えながら回答すると、会場からは笑いや納得の声が聞かれました。セッション全体が笑顔に包まれ、なごやかな雰囲気が流れるとともに、アスリート×社会貢献というテーマを登壇者や会場の皆さんと共に考える貴重な機会となりました。

セッションの様子は、カルティエの公式YouTubeサイトにご覧いただけます。
HEROs OF CHANGE: Winning for Society
  ※2026年6月20日まで
【1252プロジェクト】
▼公式HP
https://spo-tome.com/1252-top/

▼紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=8D0WARPVGZw

▼YouTube|トップアスリートの生理にまつわる体験談「Talk up 1252」
https://youtube.com/playlist?list=PLa7LJJewGWJP3Gc0azsTXYSaCOgcfyBBW&si=qgZM-rMKdXgWnAhl

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(1)女子学生に馴染みがあるInstagramを活用した、(2)楽しく正しいスポーツ×生理の情報を学べる、(3)専門的知見を簡潔に解説するコンテンツです。

▼検定|1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う検定です。
トップアスリートの指導者から学校教員、保護者、アスリート本人まで、女子スポーツ関係者に広く知識を身につけてもらうことを目的に、2階級の資格検定を設けています。
女性特有の月経課題を中心に、女子アスリート×生理に関する正しい知識の習得を目指します。

【第4回 1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定】
開催日時:2025年9月1日(月)~2025年9月14日(日)
申込期間:2025年7月1日(火)~2025年8月21日(木)16時
※コンビニ決済の申込期間は、8月14日(木)16時までとなります。
資格:2級(指導者・女子アスリート・保護者向け)/1級(指導者向け)
内容:テキストブック「1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定」より出題。

▽検定詳細はこちら
https://1252expert.com/

▼テキストブック|『1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定』
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う、1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定(1・2級)の出題範囲を網羅したテキストブックです。

テキスト販売場所:
▽1252エキスパート検定WEBサイト
https://1252expert.com/products/detail/53

全ての女子アスリート指導者に必要な知識が身に付く​ 『第4回 1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定』​本日7月1日(火)より受検申込の受付を開始

一般社団法人スポーツを止めるな(所在地:東京都新宿区、代表理事:伊藤華英、以下当社団)は、女子アスリートに向けた生理とスポーツの教育/情報発信活動である1252プロジェクトの一環として、全ての女子アスリート指導者はもちろん、保護者やアスリート本人にとっても必要な知識を身に付け、学ぶための検定である『1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定』の第4回検定を実施いたします。​
本日7月1日(火)より、1252エキスパート検定WEBサイトにて第4回受検の申込受付を開始し、2025年9月1日(月)~9月14日(日)に実施します。​
1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定 WEBサイト​
URL:https://1252expert.com/
● 『1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定』について

女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う検定です。トップアスリートの指導者から、学校教員、保護者、アスリート本人まで女子スポーツ関係者に広く知識を身につけてもらうことを目的に、2階級の検定を設けています。​
女性特有の月経課題を中心に、女子アスリートのスポーツ環境を正しく知る基礎データ、医学、運動生理学、栄養学、アンチ・ドーピング、S&Cとケア(ストレングス&コンディショニングとケア)、コミュニケーションの7つの観点から、女子アスリート×生理に関する正しい知識の習得を目指します。

1
女子アスリートを指導するプロフェッショナルとして身につけるべき高度な専門知識

主な対象
女子スポーツの指導者として専門性の高い知識を必要とする方
(女子スポーツの専属コーチ、指導者など)
※2級認定者のみ受検可
2
女子アスリートを指導する上で必ず知っておくべき基礎知識

主な対象
女子スポーツの指導に関わる全ての方
(女子運動部の教員、学校教員、保護者など)
●実施概要

・開催日時:2025年9月1日(月)~2025年9月14日(日)​
・申込期間:2025年7月1日(火)12時~2025年8月21日(木)16時​​
 ※コンビニ決済の申込期間は、8月14日(木)16時まで​ ​
・受検料:1級/12,000円(税込13,200円)、2級/8,000円(税込8,800円)​ ​
・受検方式/開催場所:オンライン受検・インターネットに接続できる環境であれば、どこでも受検可能。​​
・問題数/検定時間:1級/50問 90分、2級/30問 60分​​
 ※各級とも4年に1回の更新が必要です。更新は別途費用が発生いたします。
 ※詳細は1252エキスパート検定WEBサイトをご覧ください。

1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定 WEBサイト​
URL:https://1252expert.com/
●テキストブックについて
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う、1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定(1・2級)の出題範囲を網羅したテキストブックです。​ 月経の仕組みや、必要な栄養、適切な接し方など、スポーツ界における女性特有の課題に対する知識や対策を学び、女子アスリートのパフォーマンス向上に役立つ見識を深めることができます。そして、元東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣の橋本聖子氏やスポーツ庁長官の室伏広治氏をはじめとした、スポーツ業界関係者・トップアスリートによる豪華対談コラムも掲載。女子アスリートを取り巻く環境への提言や当事者の実体験を通して、様々な視点から学びを得ることができる一冊になっています。検定対策はもちろんのこと、日々の女子アスリートへのスポーツ指導のヒントとしてもご活用ください。 ​
また、テキストブックの購入者限定特典として、指導の参考・学びにしていただけるトレーニング動画をご用意しています。
​書名:1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定テキストブック​
編者:一般社団法人スポーツを止めるな​
定価:2,500円(税込2,750円)​
仕様:A5判、並製​
ページ数:272ページ​
ISBN:978-4-491-05375-2​
発行:東洋館出版社​
販売場所:​
▽1252エキスパート検定WEBサイト
https://1252expert.com/products/detail/53​
※全国の書店、およびオンライン書店でも購入可能です。​
●「1252プロジェクト」とは

1年(52週)のうち、約12週は訪れる生理とそれに伴う体調の変化は、女子アスリートにとって避けては通れない問題です。「正しい情報がない」「相談する先がない」と感じる女子アスリートや、その指導者のみなさまに対し、必要な情報を楽しく学ぶためのオンライン発信や授業などの様々なプログラムを提供しています。

・1252プロジェクト紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=8D0WARPVGZw

・トップアスリートの生理にまつわる体験談「Talk up 1252」
https://www.youtube.com/watch?v=bVYoDobYa9I

・1252プロジェクト公式インスタグラムアカウント​  生理とスポーツの新しい教科書「1252Playbook」​
https://www.instagram.com/1252project/

●お問い合せ

1252プロジェクトについてはこちら。
https://spo-tome.com/1252-top/
取材申し込み、活動内容へのお問い合わせ窓口はこちら。
info@spo-tome.com

●報道におけるお願い

メディア様でお取り上げ頂く際は、可能な限り下記いずれかのロゴをご使用頂きますようお願い申し上げます。

社団ロゴ

コミュニケーションロゴ

1252プロジェクトロゴ

1252公認
女子アスリートコンディショニングエキスパート検定ロゴ

【1252プロジェクト】先生も指導者も、生理について話しやすくなったことが、一番よかった ―島田商業高等学校 鈴木先生インタビュー

静岡県高中部地区の高等学校では、体育教諭の先生方が毎年当番制で体育研究会を行っています。担当の学校がテーマを決めて体育の研究授業や講習会を実施されているそうです。2024年度は島田商業高等学校が担当になり、体育教諭の鈴木先生が生徒向け講習として、一般社団法人スポーツを止めるなが推進する生理とスポーツの課題に向き合う「1252プロジェクト」の取り組みの一つ、出張授業「1252 Clubroom Workshop!」を依頼してくださいました。
出張授業の様子

■女子部活の顧問なので「生理とスポーツ」は身近な課題だが、どう向き合ったらよいか分からない

Q今回、出張授業を依頼した経緯を教えてください

研究会のテーマについて、当学校の体育教諭の先生方と話していたところ、女性の先生が「こういう取り組みがあるよ」と生理とスポーツに関する出張授業を紹介してくれ、ぜひお願いしたいと思いました。
私は女子バスケ部の顧問をしていますが、ほかにも女子部を担当している先生方はこのテーマに関心があるようでした。
私の場合、女子アスリートや生理に関する本を何冊か読んで知識はありましたし、声のかけ方なども学んでいました。しかし、実際生理のことで困っている生徒に対して具体的にどう接すればよいか困ってしまう場面もありました。他の女子部の先生方も同じだったのではないでしょうか。
生徒だけでなく、自分も含めた指導者にも色々学んで欲しい、一緒に学ぶことで生徒が生理について話しやすくなるのでは、という思いがありました。
一方生徒たちは、授業について伝えたところ、生理とスポーツについて学んだらその後に活かせるのでちょっと楽しみ、という感じで前向きに捉えてくれていたようです。
出張授業の様子
出張授業に先立ち、生徒の皆さんには「生理に関する意識調査アンケート」にご協力いただきました。このアンケートを通して、生理について自分自身のことを振り返り、少し立ち止まって考える時間を持ってもらえたのではないかと思います。
また授業に向けた事前準備として、1252プロジェクトが発信しているトップアスリートの生理にまつわる体験談動画(Talk up 1252)やInstagram(教育コンテンツ)も見てくださったとも伺いました。
授業当日は生徒向けの内容でしたが、後方には各校の体育の先生方が参観し、見守ってくださいました。
生徒の皆さんは真剣な表情でメモを取りながら、時折、クイズの答えを隣の友達と相談し合い、楽しそうに参加している姿が微笑ましかったです。

■生徒は相談しやすくなったし、指導者は生理痛の話がでても慌てなくなった

Q 出張授業を受けた後、どのような変化がありましたか

意識が変わりました。私が担当する部活には生理痛が強い生徒がいるのですが、お腹が痛そうな様子の時は「お、大丈夫か?」といった感じで気を配るようになりました。腹痛がすべて生理痛ということではないかもしれませんが、寄り添えるようになったと思います。
またある日、職員室で女子生徒が部活の顧問の先生に「ちょっと今日体調悪くて…」と話しかけ、「どうしたんだ?」という流れで生理の話をしていました。まだまだ生理についてオープンに話せない生徒や先生もいると思いますが、出張授業を一緒に受けたことで、その生徒と先生は話しやすくなったのだと思います。「そうか、大変だな」という感じで慌てないで対応していました。
相談しやすくなることが一番と思って研究会を実施したので、効果がでて嬉しかったです。

■少しずつ話しやすい雰囲気が広がっていくと良い

Q 今後、学校内でどのようになっていくと良いと思いますか

今回出張授業を受けた生徒が一番効果を感じていると思うので、周りの友達や親へ伝えていって欲しいです。そういうところから少しずつ生理について話しやすい雰囲気が広がっていくと良いなと思います。
出張授業参加者全員で記念撮影

出張授業「1252 Clubroom Workshop!」を体育研究会の一環として実施していただき、誠にありがとうございました。
まだまだ生理についてオープンに話すことが難しいと感じる場面もある中で、先生方がこうして真摯に向き合ってくださったことに心から感謝申し上げます。
生徒の皆さんにとって、日頃の指導者である先生が一緒に学んでくれたことは、大きな安心感や信頼につながったのではないでしょうか。
また、先生方にとっても日々の声かけやサポートのヒントになることがあれば嬉しく思います。
鈴木先生がお話しされていたように、「少しずつ話せる空気をつくっていく」ことが、何よりの第一歩だと思います。
今後も、生徒だけでなく先生方や保護者の皆さんと一緒に対話の場が広がっていくことを願っています。

【1252プロジェクト】

▼公式HP
https://spo-tome.com/1252-top/

▼紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=8D0WARPVGZw

▼YouTube|トップアスリートの生理にまつわる体験談「Talk up 1252」 https://youtube.com/playlist?list=PLa7LJJewGWJP3Gc0azsTXYSaCOgcfyBBW&si=qgZM-rMKdXgWnAhl

▼インスタグラム|1252 Playbook
1252project公式アカウント @1252project
https://www.instagram.com/1252project/
「スポーツ×生理の新しい教科書」をコンセプトとした教育コンテンツ、「1252 Playbook(プレイブック)」を配信しています。ぜひご覧ください。
(1)女子学生に馴染みがあるInstagramを活用した、(2)楽しく正しいスポーツ×生理の情報を学べる、(3)専門的知見を簡潔に解説するコンテンツです。
▼検定|1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う検定です。
トップアスリートを指導する指導者から学校教員、保護者、アスリート本人まで、女子スポーツ関係者に広く知識を身につけてもらうことを目的に、2階級の資格検定を設けています。
女性特有の月経課題を中心に、女子アスリート×生理に関する正しい知識の習得を目指します。

【第4回 1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定】
開催日時:2025年9月1日(月)~2025年9月14日(日)
申込期間:2025年7月1日(火)~2025年8月21日(木)16時
※コンビニ決済の申込期間は、8月14日(木)16時までとなります。
資格:2級(指導者・女子アスリート・保護者向け)/1級(指導者向け)
内容:テキストブック「1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定」より出題。

▽検定詳細はこちら
https://1252expert.com/

▼テキストブック|『1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定』
女子アスリートを指導する上で必要な知識を問う、1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定(1・2級)の出題範囲を網羅したテキストブックです。

紙版販売場所:
▽1252エキスパート検定WEBサイト
https://1252expert.com/products/detail/53
※全国の書店、およびオンライン書店でも購入可能です。

電子版販売場所:
▽Amazon Kindle
https://amzn.asia/d/02b8MceQ